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ベイ子の「千葉シティ 魅力見つけて感じ隊っ!」
精進料理をいただきながら、法話を拝聴する
さて、おまちかねのお食事です!
でもその前に、今回はプチ修行ということで、配膳や片付けも作務と呼ばれる修行になるので、みんなで行います。
器を並べて、見本の通りにおかずを盛り付けます。
- ここに見本がありました。これに合わせたらいいんですよね。
- はい。この量でいいんですね。
- あ、何かドレッシングのようなものがかかってる。私、探してきます。
- 出来たところから、運びましょうか。
- ご飯はもう全員分並んでます。
- お箸どこかにありますか?
初めて会った人たちですが、それぞれが率先してすることを見つけて、配膳はあっという間に終わりました。
配膳しているうちに、一体感が生まれ、一気に距離が縮まったような気がしました。
- プチ修行ということで、配膳をしてもらいました。日常生活において、身内の人に何かをしてあげるのは当たり前ですが、知らない人に何かをしてあげるということは、ほとんどないのではないでしょうか。
今日は、ヨーガをして心も体も整えて、知らない人に配膳をしてあげた後に召し上がる精進料理はとても美味しいと思います。
それぞれのテーブルに白い皿が置いてあります。これを預け鉢といいます。手を付ける前に、食べきれないものは預け鉢にいれてください。
では、いただきます。 - いただきます。
- 召し上がりながら聞いてください。本日の精進料理は、「楽一」という焼鳥屋さんに作っていただきました。
野菜は全て本日の朝採りです。家庭でもできる精進料理をコンセプトに、擦った人参を絞った甘い汁を使ったり、野菜そのものを出汁に使ったり、それぞれのお料理に野菜の甘みと香りが消えないように工夫を凝らしているそうです。
また、特別に今年の干支「酉年」にちなんで、うぐいす(鶯)きな粉を使用して、干支の運気を体内に取り込もうとイメージしています。 - うぐいすきな粉美味しいですね。これだけでご飯が進みます。
- うぐいすきな粉、始めて食べました。
- 甘めですけど、ご飯に合うんですね。
- ゆず味噌も美味しい。色々なものにかけて食べたいくらい。
- お野菜が甘くて美味しいですね。
- ご住職は全くお肉やお魚を食べないのですか?
- 全くというわけではありません。
お釈迦様の時代は、1日を8つに分け3時間で托鉢に行きました。
お野菜でもお肉でも施されたものは全ていただく、選ぶ立場ではないというのが教えです。
ですが、絶対に食べてはいけない3種類のお肉があります。
(鶏など卵を産ませるために)自分自身が飼っていた生き物、屠殺の際の鳴き声を聞いてしまった生き物、そして最後は、あなたに食べられるためにわざわざ絞められた生き物です。これらも「殺生(せっしょう)」といいます。殺生そのものが禁止なので食べてはいけないのです。 - なるほど、施されたものだけを全ていただくという教えですね。
食事が終わったら、食器を片付けます。
数名で、洗う人、流す人、拭く人と流れ作業分担が行われ、片付けもはかどりました。
片付けも修行のうちですが、とても楽しかったです。
最後に、ご住職に本円寺のご朱印を書いていただいたご朱印帳をいただきます。
みんなが作った、ご朱印帳をテーブルの上に並べて待つ、ご住職が、お店屋さんごっこみたいで面白かったです。
こんなに立派なご朱印をいただいたのが、糊入れ紙を貼り合わせたズレがあるご朱印帳で、申し訳ない気持ちもしますが、自分で作ったご朱印帳はとても愛おしいです。
このご朱印帳がいっぱいになった次は、もっと綺麗に自分で作ってみようと思います。
今回のプランは
ベイ子とチェリー隊長が楽しんだ時間:3時間(ご朱印帳作り40分+寺ヨーガ90分+お食事50分)
このプラン料金:3,300円
プランの詳細はこちらから→【千葉あそび(冬)】09 お寺でヨーガ&ご朱印帳づくり特製精進料理付
日蓮宗 本円寺 データ
名称 | 日蓮宗 本円寺 |
---|---|
住所 | 千葉市中央区本町1-6-14 |
TEL | 043-222-3737 |
定休日 | 無休 |
ホームページ | http://honenji.com/ |
お寺の敷居は (ベイ子)
今回は、自分のご朱印帳が作れて、寺ヨーガもできて、ましてや、お寺に伺って精進料理を食べるなんて、修行に行かないと無理だと思っていたので、夢のようなプランでした。この体験を通して、もっとお寺に行っていいんだ。ということがわかりました。ご住職の「昔は、どこのお寺さんでも入りたい放題、子どもたちがお寺で遊んでいたでしょ」という言葉にハッとしました。お寺はもっと身近なものだったんですよね。
3時間過ごして、心も体もスッキリとして元気になった気がします。寺ヨーガ行ってみたいけど・・・とちょっと興味を持ったら、気軽に足を運んでみましょう。ご住職がやさしい微笑みで迎えてくださって、そしてわかりやすくお話をしていただけますよ。
取材をした日の夜に (チェリー隊長)
ご朱印帳作りから精進料理まで、一連の流れがコンパクトに楽しめました。そして驚いたのは、この取材をした日の夜にご住職の草切さんに焼き鳥屋の「楽一」さんでたまたまお会いでき、一緒にお酒を飲み語りました(笑)。
このプランの感想などから話がはずみ、ご住職が仏門に入るきっかけとなった頃のお話しや、住職として大切にしている心がけなど伺い、感心しきりでした。
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