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ベイ子の「千葉シティ 魅力見つけて感じ隊っ!」
アートハウスあそうばらの谷/個別鑑賞料300円 【養老渓谷エリア】
ジュンとアートハウスあそうばらの谷に向かいます。アートハウスあそうばらの谷は、築100年以上の古民家を改装したギャラリーです。
おもいでの家
訪れた人の「おもいで」に残るようにと名付けられた「おもいでの家」は、JA市原市女性部の「農家レストラン」です。地域のお母さんたちが旬の地元食材にこだわって、美味しいご飯を作ってくれます。アート×ミックスに来たら、ここのご飯を食べなくては、もったいないです。
- いらっしゃい。
- 外の席で食べてもいいですか?
- いいですよ。あそこは特等席、気持ちいいよ。
- やっぱり、たけのこご飯だよね。
- 二人ともたけのこご飯ね。できたら呼ぶから、その時小鉢を選んで持っていってね。
- はーい。
- ごめんね。お茶なくなったでしょ。
- お茶を持って外まで来てくれて!
私たちが好きでここで食べてるのに・・・ありがとうございます。 - いいのよー。お口にあったかしら?
- すっごい、美味しかったです。
- いつも「おもいでの家」のご飯を楽しみにきてるんです。
- そうなの!いつもありがとう。ゆっくりしてってね。
内田未来楽校/個別鑑賞料300円 【上総牛久・内田エリア】
次は、内田未来楽校に向かいます。内田未来楽校は、昭和3年建築の木造校舎、地域住民・支援者を中心に「報徳の会」が立ち上げられ管理、そして地域事業をしています。
キジマ真紀 「蝶々と内田のものがたり」
お茶をしながら蝶々を作るワークショップ「刺繍カフェ てふてふ」が定期的に開催され、たくさんの蝶々たちが作られました。その蝶々たちをキジマさんが作品にして展示されています。
想像していたよりも、蝶々の多さに、美しさに、この空間に魅了されて、二人ともしばらくここから動けませんでした。
内田未来カフェ
蝶々の余韻に浸ったまま、お茶をすることにしました。
内田未来カフェではコーヒーや軽食がいただけます。
また、ここで販売されているクッキーやラスク(第2クローバー学園 よつば工房 作)が美味しいのです。
- ラスク買っていこう。
- あ!クッキーが蝶々!マドレーヌも。
- 今回の蝶々の展示に合わせて、蝶々で作ってくれてるのです。
- ラスクにも入ってる!
- 展示もすごかったけど、これもいいね。
- 蝶々見てくれました?私たちの作った蝶々もあるんですよ(笑)
- しっかり、見ました。私も蝶々作りたかったー。
- きれいだったり、可愛かったり、ちょっと雑だったり、驚くほど派手だったり、それぞれ個性があって見とれちゃいました。
- 結構作ったのよ。がんばった(笑)
- かなりたくさんですよね?何匹くらい蝶々いるんですか?
- 予定では1000匹だったんだけど、足りなくて急遽追加で作って、全部で1300匹いるんです。
- 1300!あの迫力だったら、いますね。支えているのは竹ひごですか?
- はい。竹ひごなんです。太さをそろえてね。
でも、刺繍とか飾りをたくさんつけた力作の蝶々は重くなってしまって、1本では支えられなかったりして補強もして。 - 下の煉瓦はカットしたのですか?
- そうそう、カットして穴あけて竹ひご挿して。
- かなり大変そうですね。数もあるし。
- 人が通ったり、風が吹くとゆらゆらして、とても素敵でした。
- そういってもらえると、みんな喜びますよ。
もう一度!!IAAES(旧里見小学校)/個別鑑賞料800円 【里見・飯給エリア】
最後に、以前にワークショップに参加して今回まだ会えていない作家さんお二人に会おうと、もう一度IAAES(旧里見小学校)へ向かいます。
小沢敦志 「地熱の扉 制作スタジオ」
校舎の中に入ると、「カン、カン、カン」と鉄を打つ音が聞こえてきました。前回のアート×ミックス、アートいちはらと毎回小沢さんのワークショップに参加してきた私たちにとって、懐かしくもあり自然とワクワクしてしまう音です。
小沢さんの地熱の扉 制作スタジオは、前回のアート×ミックスからずっと、旧里見小の昇降口だった場所にあります。
廊下を進んで行くと「カン、カン、カン」の音が止み、ちょうどワークショップを終えた小沢さんと話ができました。
- こんにちは!
ナイスハンマー!! - おっ!ナイスハンマー!久しぶりですね。
(※ナイスハンマーとは、鉄を上手く打てた時に、小沢さんがかけてくれた掛け声で、いつのまにか挨拶にも使っています)
- 地熱の扉見てきました!
- ありがとうございます。
- 後ろの地層とマッチしてると噂で聞いていて(笑)
- 噂(笑)
- マッチしてたよね。そして、大きかった。
- うん。大きかった。ここからどうやって運んだのですか?
- 15分割にして、車で運んで(笑)
- 向こうでくっつけたんですね。
- くっつけました(笑)
- くっつけてるところ見たかったー
- 見たらきっとハンマーやりたくなるね。
- 今日も鉄を打って「ナイスハンマー!」って言われたかったんだけど、ワークショップ間に合わなかった・・・残念だ。
- 次、きたらやります。ナイスハンマー!
- 待ってます。ナイスハンマー!
吉田和司 「吉田事物屋/事物屋博物館」
そして、お隣の教室に移動し、展示スペースを覗くと、お会いしたかった作家、吉田さんがいらっしゃいました。
吉田事物屋の「事物」とは・・・
事物とは、家庭からいらなくなった物を分解・解体して、用途があるようなないような絶妙な加減のもの(使えなさそうで使えそうなもの)を指しています。
その「事物」を展示して販売して来場者が買っていくまでを作品としています。
「吉田事物屋」のプロローグとして「事物屋博物館」があります。市原市内で事物的アプローチを行っているモノ(工夫して使われているもの)を探して見つけてきた説明とそのモノの展示、あと「アートいちはら2016春」に行われたワークショップ(家庭からいらなくなった物を分解・解体してその形状に名前をつける)での作品を展示しています。このワークショップにベイ子たちも参加していました。
- こんにちは。お久しぶりです。
- なにかとても不思議なものが並んでいますね。
- 市原市内で元の形に自分で工夫をして使われているモノなどを探してきたのです。
とはいえ、いきなりお邪魔することはできないので、菜の花プレーヤーズの方のお宅に伺ったり、その周りの方やアート×ミックスのHPに載せて協力をお願いしたりして。 - 家にも来ましたよね(笑)
- えー!ベイ子ちゃん家にも!
- そうそう。始め吉田さんが探しているものの意図が理解できなくて(笑)
私たちの参加したワークショップっていらないものを解体したじゃない?だから、いらないもの(電子ジャーとかPCとか)を準備していたら、違ったみたいで・・・。
したら物置きの中を見て、急に吉田さんがニコニコしはじめて、父の草取りの椅子に食いついたの。 - あの椅子の高さは絶妙でした(笑)でも今も使っていらっしゃるので、写真だけ撮らせていただいて(笑)
- おじいちゃん作の椅子もね(笑)
- おじいさんの作って使ってたモノは、椅子も道具もまた違うんですよ、緻密というか。
- 吉田さんすごいよね。作り手というか使い手のそういうのところも、モノみただけで的確にわかるんだもの。
- もしかしてこれも?
- そう!よくわかったね。何で?
- なんとなく、ベイ子家の感じがでてる(笑)
- あ、あと「アートいちはら2016春」のワークショップに参加してくれたみんなの作品も展示していますよ。
- あのワークショップ楽しかったよね。
私たちの作品どこかな? - おお!結構わかりやすいところに置いてくれている!
- あ、ここだ!あったあった!
- わーい。吉田さんありがとう!これで私たちもアーティストの仲間入り!?
そして、奥の「吉田事物屋」スペースを見ているときに事件は起こりました。
吉田さんとジュンになだめられている間に、17時になってしまい、慌てて会場を後にすることに。
- いつも思うんだけど、あっという間なんだよね。
- そうそう、絶対1日で周りきれないよね。
- 満喫しすぎかな〜?
- でもさ、それぞれの作品じっくり見たいしね。
- あ、スタンプラリーの結果は?
- あともう少しか・・・。
- やっぱりコンプリートしたいよね。
- ゴールデンウィークにまた来よう!
- 44個中28個だから、あと残り16個!
ゴールデンウィークにゲットして、絶対に限定コンプリート缶バッジもらおー!
今回のプランは
ベイ子とチェリー隊長が楽しんだ時間:4時間
ベイ子とジュンが楽しんだ時間:7時間
いちはらアート×ミックス2017の会期は
5月14日(日)までなので、お急ぎくださいね。
いちはらアート×ミックス2017 データ
名称 | いちはらアート×ミックス2017 |
---|---|
お問い合わせ先 | いちはらアート×ミックス実行委員会事務局(市原市役所 経済部 芸術祭推進課) 〒290-0225 千葉県市原市牛久500(南総支所内) TEL:0436-50-1160 |
ホームページ | https://ichihara-artmix.jp/ |
アートと人 (ベイ子)
アート×ミックスは市原の里山でアートに触れることができる素晴らしいイベントです。前回のアート×ミックス2014からアートいちはらを経てアート×ミックス2017と伺ってきましたが、作家さんと地元の方が続けて来られたものが形になるというのを各所で感じることができました。来場者として、地元のボランティアの方々との触れ合いはもちろん、作家さんともお話できたり、ワークショップに参加できたりすることも本当にうれしい体験です。日常で何でもないようなことも、作家さんと話したりすると、どんどん別の気づきが生まれたりして、充実した時間を過ごせます。アートの力と人の力が融合され、心地よい空間や時間を味わえます。ぜひ一度足を運んでみてください。
これは見たい!この風景に身を置きたい! (チェリー隊長)
事前にパンフレットで知って、「これは見たい!この風景に身を置きたい」と感じたところ現地滞在4時間でちゃんと回れました。事前の期待通りにすばらしかったのが、開発好明さんの作品2つ。モグラハウスとユニークなモグラの存在、そして、100人教頭「キョンキョン」。ラッキーにもモグラがモグラハウスの前で春の日差しを浴びてのんびり寛いでいる姿を遠くから見れました。蛙の声をBGMに、菜の花を背景にして寛いでいるモグラくん。心が癒されましたよ〜!100人教頭ってコンセプトが素晴らしい企画。誰でも人に教えられることがある。教えて教えられて、そして人生の潤いがちょっとだけ大きくなる。あぁ、最高ですね。
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