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ベイ子の「千葉シティ 魅力見つけて感じ隊っ!」
1階 玄関ホールから洋間
中に入ると、2階にあがる階段が正面にあり、2階までの吹き抜けとなっているホールがあります。
真っ白なホールの天井にはシャンデリアがあり、その周りには葡萄のレリーフが施されています。
- 何度来ても本当に素敵な建物!そして国の登録有形文化財なのですよね。
- はい。登録有形文化財としては千葉市内で1号なのです。
- そうなのですか。なんか1号ってすごいですね。
- 初期の鉄筋コンクリート建築として貴重とされています。
- 設計者さんとかは?
- 大正7年に建てられてはいるのですが、設計者も建設会社も資料が残っていないのです。
- これだけの建物なのに意外です。それも魅力のひとつかもしれませんね。
- わー!窓から光が入ってとてもキレイ!
- 窓を広く取って作られているので明るいですね。
- 床は素敵な模様になっていますが、寄木細工ですか?
- そうです。こんなに長い間ずれないなんて、本当にすごい技術ですよね。
- 本当に隙間もないですね。地震も起きているのに。
- 左にあるのは暖炉?ですよね。
- はい(笑)薄いですけれど、暖炉です。
外に出てみると煙突もついています。周りは大理石で、グリーンの部分は手書きタイルです。 - 中の茶色い部分、少し日本風ですよね。神棚っぽいというか。
- 確かに神棚っぽいですね(笑)
その部分は日本で作られた感じがしますね。タイルは輸入されたものだと思います。
2階 和室
階段は欅の1枚板、階段の天井は杉の1枚板で作られています。
階段を上がると、2階は全く別の雰囲気、書院造りの和室になっています。
- 外観は洋館なのに、2階は和室なのですよね。
- そうですね。床柱はやはり日本のワイン王・神谷伝兵衛らしく「葡萄の古木」を使っています。
天井には、煤竹が使われています。 - 煤竹・・・?
-
煤竹は、長い年月をかけて囲炉裏の煙で燻されて自然についた茶褐色や飴色が特徴の希少品です。
燻された竹の色が白くなっているところがあるの見えますか?
そこは燻されたときに縄が巻かれていたところなのです。 - 趣がありますね。
- そして、こちらは一枚板をくり抜いた「木瓜窓(もっこうまど)」です。
- 一枚板をくり抜くなんて贅沢ですね。
- 障子は「鉄刀木(たがやさん)」が使われています。「唐木三大銘木」が紫檀(したん)、黒檀(こくたん)、鉄刀木(たがやさん)と言われてまして古来より珍重された銘木です。
8畳の和室から広縁の方向をみると、こんなふうに見えます。
- 広縁の窓は、同じ大きさではなくて、奥に行くほど小さくなっているのです。
- わ!本当だ、不思議ですね。
- 洋館に和室の窓を合わせたからなのか、わからないのですが。
- 奥に見えるのは出窓ですか?
- 私、出窓大好きなのです。
- あ、私も(笑) この出窓は「アール型」になっているんですよ。
- わー!素敵!お洒落!
外の景色を見てもいいですか? - どうぞ。是非見てみてください。
- このままずっと外を見ていたくなりますね。
- ふたりでそうやって外を見ている姿、子どもが遊んでいるみたいだなぁ。
地下室
地下室も見せていただきました。通常は公開していませんが、見せていただける事もあるそうです。スタッフの方にお声をかけてみてください。
地下1階には、タイル床のバスルームがあり、地下2階には「ワインセラー」だったそうです。やはり日本のワイン王、広いワインセラーです。
1階に戻ります!
これから、あかりサロンに向かいます。
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