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ベイ子の「千葉シティ 魅力見つけて感じ隊っ!」
あかりサロン稲毛を見学
次は、前回の取材時にまだオープンしていなかった「あかりサロン稲毛」(2015年3月オープン)に初めて行きます!
ギャラリーいなげから、せんげん通りを京成稲毛駅方面にあがって行き、踏切を越えると右に京成稲毛駅、左に「あかりサロン稲毛」があります。
あかりサロン稲毛の前のスペースでハンドメイド雑貨を販売していて、通りすがりの方が足を止めて見ている人、自転車を停めて建物の中に入っていく人がいたりと、とても賑わっていました。
1階にあるコミュニティカフェで、稲毛商店街振興組合 あかりサロン稲毛 事務局長 坂本さんにお話を伺います。
中に入ると、右側がカフェ、左側には雑貨が並んでいました。
- わー!かわいい雑貨がたくさん!
- こちらは箱スペースになっていて、ハンドメイド作家さんたちが、手作りのアクセサリーや小物などの雑貨を販売できます。
- 箱でスペースを借りられるのですね。
- 外で販売されていたお二人も出展しているのです。この箱スペースを通じて、ハンドメイド作家さんたちの交流も増えてきています。
- 交流が増えるっていいですね。そうしましたら改めて「あかりサロン稲毛」について教えていただけますか?
- あかりサロン稲毛は、稲毛商店街振興組合が運営するコミュニティサロンです。
「地域の情報発信基地」として市・警察・消防からの情報や地域の催し、生活情報などを大型ビジョン、チラシラック・ポスター、放送局にて発信しています。 - あ、外に大型ビジョンありましたね!そして入口にあるチラシラックに、知りあいのチラシもあって。今、密かにチェックしてました(笑)
- いろいろな形で情報発信ができるのですね。
- はい。というのも、ここの地域は災害時に大きな被害が予想されているのです。この施設には地下水とプロパンガスの暖房設備を完備しているので、一時避難場所として近隣のみなさまに来ていただくことができます。
- 日常で足を運べる場所が避難所なんてうらやましいです。
- ここの前の通りと横の細い通り、意外と人通りがありますね。
- そうなのです。オープンする前は、人があまり通らなくて、若者も少ないイメージだったのですが、全然そんなことなかったですね。
この場所には元々、消防小屋と火の見やぐらが立っていたので、始めのうち、ここは消防の施設だと思われていたみたいです。「ここって入っていいのですか?」と通る人によく聞かれました。外に立って何度も説明しました(笑)
また、京成稲毛駅前ということもあり、「神谷別荘へどういったらよいか」「中学校はどこか」「周辺でおすすめの飲食店は?」といったことから、街の歴史まで、お尋ねになる方がとても多いです。
勝手に、プチ観光案内所と呼んでいます(笑)そのうち看板も出そうかな、と。 - わかります!駅降りてから「あれ、どちらの方向だろう」とかあるんですよ。今すぐ看板だしてください(笑)
- あと、 外から中を見ると入口の奥に見えるエレベーターが白色で入りにくい印象でしたので、少しでも入りやすくなるように「夜灯」の文字を書いてもらいました。
- 稲毛せんげん通りといえば「夜灯」ですよね。
今年何年目になるのですか? - 今年12年目になります。ここは「稲毛あかり祭-夜灯(よとぼし)」の拠点にもなっています。
- 「夜灯」の文字の効果もあって、たくさんの人が来てるんじゃないですか?
ここの前の通り、明らかに以前に比べて活気があります。 - そうですか!オープンからの1年、またその後の1年と、かなり来ていただける人が増えています。
- それは素晴らしいですね。では早速、「夜灯」エレベーターに乗せていただこうかな(笑)
次にエレベーターに乗って2階のレンタルスペースに移動しました。
この時間は英会話スクールが行われていましたが、中を見せていただきました。
- このスペースには、調理台があるので、お料理を作っていただくこともできます。
- どんな方がご利用になられているのですか。
- 保護者会の方が、始めは会議をして、会議が終わってからそのままここで打ち上げやパーティをされたりとか、男性参加のお料理教室も人気がありますね。
- 会議も打ち上げも同じ場所でできるのって、魅力的ですね。
- おお!これはいいですね。パスタの会とかやりたいなぁ。
1、2、3・・・、6個ありますね。 - 隊長、すごいうれしそうじゃないですか!何を数えているのですか?
- これ、コンロの数が6個もあるって事。
- 何種類もパスタが作れるなぁ〜とか?
- そうなんだよー。
- 確かに数種類作れますね(笑)食べてみたいです。
このまま盛り上がりすぎてしまうと、英会話の皆様の邪魔になってしまうので、フロアの外へ出て、エレベーターを待ちます。
- 3階はどうなっているのですか。
- 残念ながら今はご利用中なのでお見せできないのですが、床張りのスペースになっています。ダンス教室やヨガなどにお使いいただけます。あと、ハンモックヨガもやっています。
- わ!ハンモックヨガやってみたいんですよ!まだ出来るところ少ないですよね。
- はい。講師の方に相談いただいて、ハンモック下げられるようにしました。
- ここもレンタルスペースなのですか?(ドアを指さす)
- あ、ここは、先週片付けたのでお見せできるのですが(笑)事務所になっています。
- あれ、放送の機械ですか?
- はい。商店街に流れる放送局の機械です。こちらもいざという時のためにもと始めたのですが、開始当初より今は少し発信を減らしておりまして、夕方に千葉西警察署のアナウンスなど流しています。
- ここから放送することもあるのですか?
- 夜灯の時は、あかりサロンが警察の方の詰め所となります。なのでここから外を見て一緒にDJポリスみたいに(笑)「立ち止まらないでください」とか放送しました。
- 商店街に流れる放送局っていいですね。情報共有できて、そこからもつながりができそう。
- ほかにおすすめの教室などありますか?
- 「稲毛あかり寄席」や、子どもから大人まで楽しめる「稲毛映画学校」もあります。映像プロデューサーのマツムラケンゾーさんが講師でやっています。
- 面白そうですね。参加してみたいなぁ。
- ぜひ、お申し込みください。
なんと!偶然!マツムラケンゾーさん
あかりサロン稲毛を出て、踏切を渡ろうとしたとき、チェリー隊長が、稲毛園本店の前あたりにいる人を見て「あ、マツムラケンゾーさんだ!」と走り出しました。急いでベイ子も続きます。
- マツムラさん、お久しぶりです。今、ちょうどそこの「あかりサロン稲毛」で「稲毛映画学校」の話を伺いまして。
- あ、そうなんですか。チェリー隊長が走ってくるので何事かと驚きました。
- はじめまして、今、取材をしておりまして少しお話を伺わせていただいてもよいですか。
- はい、大丈夫ですよ。
- (稲毛園の店の中から海宝さんが)暑いから、どうぞ、中に入ってください。
- あ、すみません。ちょっとお邪魔いたします。
- ベイ子ちゃんは千葉氏の動画見たかな?
- 観ました!すごくかっこよかったです。まさか!
- そう、マツムラさんの作品なんだよ。
あとマツムラさんの短編映画「かなわぬ恋」「おなじいのち」が、とても素晴らしくて。 - あ、そうだ。チェリー隊長は「アートむすび市inいなげ」に来てくれたんだっけ。
- はい。稲毛公園で野外で上映会をやった、あの時に来て観ました。
- そう、昼間はハンドメイドのお店とかワークショップをして、夜は上映会の予定だったのだよね。昼間土砂降りでどうなることかと思ったけど。
- 無事にできて、よかったです。
- 今年もやりますか?
- もちろん、9月が10月にはやります。
- 日程、決まったら教えてくださいっ!
- お茶が入ったから、どうぞ。
- すみません。いただきます。やっぱりお茶が美味しいねぇ。
- あ、そうそう「稲毛映画学校」の話ですが
- 第2土曜日 10:15〜11:45 あかりサロンでやっています。脚本を作ったり、撮影したり、役者になってみたり、いろいろやってます。上映会の時の「車輪の下」「声の花火」は稲毛映画学校で作った映画です。
- 楽しそうですね。
- 大人も子どもも一緒になってやってますので、是非。
- 最後に、マツムラケンゾーさんにとって「稲毛の魅力」とは?
- 空がキレイ。人がやさしい。
- ですよね。お茶屋に来るとお茶を出してもらえる(笑)
- 最初、不動産屋さんの前に立った時、何もないところに来てしまったなー。と少し後悔したのですが、今は本当にいいところだなとつくづく感じています。
フレンチブルドックを飼っていたのですが、犬が元気になったのが一番うれしかったですね。 - なんと、いいことがたくさんですね。
ということで、最後に記念写真を撮りました。カメラマンはチェリー隊長、街の広告風ショットで今回は終わりです。
今回のプランは
ベイ子とチェリー隊長が楽しんだ時間:4時間
「旧神谷伝兵衛稲毛別荘」耐震改修のため9月から約1年間休館になります。
夏の間に訪れておきましょう、お急ぎくださいね。
千葉市民ギャラリー・いなげ 旧神谷伝兵衛別荘 データ
名称 | 千葉市民ギャラリー・いなげ 旧神谷伝兵衛別荘 |
---|---|
住所 | 千葉市稲毛区稲毛1-8-35 |
TEL | 043-248-8723 |
開館時間 | 9:00〜17:15 |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌平日) |
入館料 | 無料 |
ホームページ | http://business4.plala.or.jp/g-inage/ |
あかりサロン稲毛 データ
名称 | あかりサロン稲毛 |
---|---|
住所 | 千葉市稲毛区稲毛東2-16-1 |
TEL | 070-2173-2458 |
営業時間 | 9:00〜17:15 |
定休日 | 毎週月曜日 |
入館料 | 無料 |
ホームページ | http://akarisalooninage.wixsite.com/inage |
ちょっとタイムスリップ(ベイ子)
旧神谷伝兵衛稲毛別荘は、足を踏み入れた途端、大正時代に行ったような感覚になります。キチンと管理されているからか、今も使われている別荘のように感じるのです。
今回、行木さんと覗いている写真が多かったと思いますが、洋館から見える景色がとても綺麗で、そして何となくその時代の景色を見ているような気がしました。
古さを感じさせないデザインや各所のこだわりもじっくり見ていただきたい。また、資料なども展示されているので、ゆっくり時間を作って訪れることをおすすめします。2階に「牛久シャトー」というかわいらしい絵本があるので是非読んでみてください。
マツムラケンゾーさんにお話を伺って、作品を観てみたくなりました。今年の上映会を楽しみにしています。あかりサロン稲毛での「稲毛映画学校」もとても面白そうですね。
アートを生み出すものは「愛」。そんなことを考えさせる街・稲毛
(チェリー隊長)
取材の最初に訪れた「いなげ市民ギャラリー」の庭には池があるのです。そこに鯉が数匹泳いでいるのですが、この鯉一匹一匹に名前がついているのですね。そして、同ギャラリーのスタッフはその鯉たち一匹一匹を丁寧に描いていて情報リーフレット「いなげdeあーと 企画展とイベント」に掲載しているのです(2017年度事業の概要。スタッフに尋ねてください)。鯉を単なる「鯉」と見ない。一匹一匹に名前をつけて、愛を持って見つめることで、そこに文様や大きさ、顔の表情などに違いが見えてきたのでしょうね。思うに、アートの基本って、対象を愛情を持ってみることなんじゃないかと。
神谷伝兵衛さんの欄間の意匠の昆虫、そして、からくりつきの網戸など。さらにマツムラケンゾーさんの手による映像などなど。稲毛のアートの作者の内側にはいつも対象に対する「愛」があるように感じます。そしてそんな「愛の有りか」が感じられるので、稲毛を訪れる私たちは少し幸せになるのです!
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