BayWaveトップ > ズームちば > ベイ子の「千葉シティ 魅力見つけて感じ隊っ!」
ベイ子の「千葉シティ 魅力見つけて感じ隊っ!」
NAHA 日本アジアハラ―ル協会
ホワイティ隊員からメール、「金曜は礼拝所にサイードさんがいらっしゃるので会いにいきますか?」ということで急遽西千葉へ向かいます。
駿河さん、スプリングス幕張の取材でも出てきたこのお名前「サイードさん」一体何者なのでしょう?ということで、ご紹介。
Dr. サイード アクター(Saeed Akhtar Dr.)
日本アジアハラール協会の理事長、リード監査員をされている博士
◦東京大学農学部生物環境工学科(食品学科)卒業 (博士)
◦University of Agriculture, Faisalabad(修士)
◦University of Agriculture, Rawalpindi(学士)
◦シンガポールMUIS主任ハラールトレーニングプログラムレベル2
(ハラール監査員養成コース)終了
◦マレーシアHDC主催ハラールトレーナープログラム
(ハラール監査員養成トレーナーコース)終了
ということで千葉市にある日本アジアハラール協会の方で、ムスリムフレンドリーの認証を行っている方だったんです。
西千葉駅前のビルに着き、エレベーターで3階へ。エレベーターが開くと、目の前に靴箱がありました。ここで靴を脱ぐのかな?というのと、一応ベイ子は女性なので入れてもらえるのか心配でした。どうするのか一瞬戸惑っていると、日本人の方が声をかけてきてくださいました。そして、サイードさんを呼びに行ってくれました。
ここは、「Chiba Islamic Cultural Center千葉イスラム文化センター」で毎週金曜日の午後12時15分礼拝が行われています。「Nishi Chiba Asian Grocery Store」もありハラ―ル製品を販売しています。
サイードさんは思っていた以上に笑顔の素敵な人でした。ちょっと安心しつつ、ふと我にかえり気がついたのですが、この雰囲気とてもよくって、明るいのです。楽しそうにみんな会話をしています。そして、みんな笑顔が素敵なのです。
- 私が入っても大丈夫ですか。
- 大丈夫ですよ。男女一緒の礼拝の時は、前に男性、このカーテンをひいて後ろに女性で行いますし、ここは土日に女性の勉強会も行われています。
- こちらがお店ですよね。
- 仕入れを担当する係とかは決めてますが、基本的に利用するみんながオーナーでありみんなのお店です。
- いろいろ売ってますね。あ、あきたこまちにもハラ―ルシールが。
- もともと食べられる食材ですが、ハラ―ルシールがついてから安心なのでもっと売れるようになりました。
- 冷蔵庫の中をみせてもらってもいいですか?
- ハラ―ルの団体は、国によってもいろいろあります。日本の人は団体を気にしますが、イスラムの人は団体は気になりません。アラビア語でハラ―ルと書いてあればOKです。 ビーフはオーストラリア、マトンはニュージランド、チキンはブラジルですね。
- 日本の和牛とかあったら、美味しいの食べれますよね。
- 美味しそうですね。日本で作られたハラ―ルの食材が増えるといいなと思います。
千葉でアジアの文化を体験できる学食
神田外語大学の学食 アジアン食堂「食神」が、週末限定で地域の方向けに開放されています。土曜日と日曜日の昼(午前11時〜午後3時)と、土曜日のみ夜(午後5時〜8時)です。
昼のランチタイムには、アジア5か国のそれぞれの味が楽しめる「アジアンプレートセット(中国・韓国・インドネシア・ベトナム・タイの5カ国)」や、「ハラールアジアンプレートセット」(いずれも1,000円)「キッズプレートセット」(700円)のランチプレートが食べられます。
夜はアジア各国の料理をバイキング(2時間制)で楽しめます。料金は大人2,000円、小学生1,200円、4〜5歳500円。アジアンビール(5種類)日本酒・紹興酒・マッコリなどアルコールもあります。(価格は消費税込)
ベイ子が車を停めて歩きだすと、前を歩くホワイティ隊員が見えました。その時、ホワイティ隊員が素敵な女性とご挨拶しているのです。よく見ると、5BEACHエンジェルスのさおりんこと小亀さおりさんではないですか。今回の特集5BEACHエンジェルス二人目の登場です。はじめましてのご挨拶をして、3人で広報部へ伺いました。
神田外語大学 広報部の白方さんとご挨拶。そしてキャンパス内をみんなで歩き、学食へ向かいました。
少し陽も落ちはじめて、遠くにカラフルな明かりが見えました。
- わー。この感じいいですね。学食とは思えない素敵な光景が!
- そうなんですよ。私も気に入っているんです。雰囲気ありますよね。
キャンパス内ですよね、旅に出てるわけじゃないですよ。とわかっているのですが、わくわく感が抑えきれないほどの良い感じです。
また入口もすごいのです。前にいた学生さんたちが
- ライトアップしてくると、またかっこいいな。文字が浮き上がって見えるぜ。
- なにってそれは、食の神と書いて、しょくじんだから。すごいよな。
と盛り上がってました。思わずすごいよね。と声をかけちゃいそうでしたが、自分は学生ではありませんでした。はは。
入口の両脇には、韓国の壷(ハンアリ)と龍の置物がありました。そして中に入ると、足元にアジア地域のモザイクタイルが施されたエントランス、象の置物の横を通って席に向かうと、それぞれのエリアでテーブルや椅子が違うのです。
- どこに座られますか?お好きなエリアにどうぞ。
- 迷っちゃいますね。
- それぞれのエリアが見渡せて、座って話のしやすそうなストリートベンチエリアに決定。
- 学食を地域の方向けに開放するに至った経緯を教えてください。
- 2012年に学科改編がありまして、国際言語文化学科からアジア言語学科に変わり、中国語専攻・韓国語専攻・インドネシア語専攻・ベトナム語専攻・タイ語専攻の5つの専攻になりました。学科がわかりやすくなったこともあり学生数が増えました。
「言葉だけではなく文化を学ぶ」ということで、衣食住で考えると、もともと衣と住に関しては7号館2Fに MULC(多言語コミュニケーションセンター)という施設がありまして。食に関してはなかったのです。そこで食を学べるようにと造られました。 - 学生さんは何名くらいなのですか?
- 全体で3,792名で、アジア言語学科は602名です。
- 思っていたより、アジア言語学科の方多いですね。
- 前に伺ったのですがムスリムの学生は1名なんですよね。ムスリムの学生のためにハラ―ルを扱うということではないのですよね。
- そうですね。今後増えてくることもあると思いますが、ムスリムの学生のためというよりは文化に触れるためという感じです。
- オープンキッチンみたくなっていて作るところが見えていいですね。
- はい、調理風景も見て学んでいただけます。
- トゥクトゥクとかありますが、あれも写真とか大丈夫ですか。
- もちろんです。お子様が乗って写真とかよく撮ってますよ。
- 開放的なつくりだからでしょうか。お客様結構入ってきたのに、気にならないですね。
- 意外とゆっくりできちゃうのです。私も先日ランチの後、ここでゆったりしました。
- (好きなものがありすぎてキョロキョロしている)あの屋台とかこのテーブルとかは現地のものですか?
- そうなんですよ。全て現地で購入して運んで来ています。全てが本物です。
- 店員さんのコスチュームとかも、現地ぽくてかわいいですね。
- はい、あのコスチュームも現地の市場で実際に購入したものです。
先日、ベトナムに旅行に行ったという学生が話してくれたのですが、旅行先で食神に置いてあるのと同じ椅子やテーブルを実際にたくさん見かけたので感動したそうですよ。 - ハラ―ルは、他の大学の学食でも出されているかと思うのですが、ここは施設としてムスリムフレンドリー認証を取得しました。建物入口の左側にはムスリム水場(ウドゥー)があります。そこの階段を上がると2Fに祈祷室もあります。 ハラ―ルに関しましては、調理器具を完全に分けております。もちろん使う食器も分けています。作ったものを保存する時も分けています。
- イスラムの方がいらして、時間になったら礼拝もできるのですね。
- 2Fの空間はまた違って、もっとくつろげます。ぜひご覧ください。
ここは日本なの?2Fの空間
DINNERバイキングいただきます。
バイキングの料理は、ハラ―ルメニューがガドガドと魚香味ソース、その他のアジアメニューが、唐揚げ、肉だんご、シュウマイ、春巻き、五目ビーフン、ナシゴレン、グリーンカレー、バインセオ、トッポギ、タピオカココナツなど、20種類くらいありました。
一般のお客様もハラ―ルを試している方がたくさんいました。
キャンパスに着いた時に、家族連れの方と会いました。4歳くらいのお子様が「ここで何するの?」とお父さんに聞くと「世界のご飯を食べに行くんだよ」と答えてらっしゃいました。また、ハラ―ルのお料理の前では、別の家族の方が念入りに説明を読まれていました。「よし、これ食べてみよう。」とちょっと年配の方が宣言をしてお皿に取っていました。食神の中に入り、本物のディスプレイやテーブルや椅子に囲まれて、アジアの料理、ハラ―ルの料理を食べながら、お子様からお年寄りまで、いろいろ学べるのっていいなと思います。
名称 | 神田外語大学 アジアン食堂「食神」(運営会社:栄養食株式会社) |
---|---|
住所 | 千葉市美浜区若葉1-4-1 |
TEL | 043-273-1318 |
地域開放日 | 土曜日と日曜日の昼(午前11時〜午後3時)と、土曜日のみ夜(午後5時〜8時) ※大学のイベント等で休業する場合があります。 |
ホームページ | http://www.kandagaigo.ac.jp/ 2014年10月末日まで使える食神クーポンをご用意しています。 また、不定期で学生サークルなどによる各国舞踊や音楽などが食堂内ステージで披露されます。 お越しの際は是非事前にホームページをチェックしてください。 |
今回は
知らないということはよくない!(ベイ子)
今回の取材をするまで、ハラ―ルについて豚とアルコールがだめなだけでしょ。と軽く考えていました。ひとつのソースを取ってもそこにはアルコールが含まれていたり、そうしたら食べられませんよね。
今回の取材ではハラ―ル料理に対する考え方に2通りあるなと思いました。日本に来て日本の物を食べられるように調理するのと、ムスリムの方が食べている料理を知るというのです。
どちらも必要ですよね。ムスリムの友人が来て、日本を案内するとなったら、同じものを食べて「美味しい?」って聞きたいですもの。自分はいつも通りに美味しいもので、友人の分は味気ないものだったら、悲しすぎますよね。今回の3箇所は、どこも美味しくておすすめです。
流行りものとしてではなく、理解するために食べてみるのはいかがでしょうか。
マレーシアからの修学旅行生受け入れ(ホワイティ隊員)
割烹駿河さんで一緒にお食事をした幕張ベイタウン女子部のみなさんですが、
お二人を中心に取り組まれたマレーシアからの修学旅行生の受け入れについて紹介しますね。
9月16日に来日したマレーシア国立学校の生徒たちは、翌17日に日本でのホームステイ体験のため幕張ベイタウンにやってきました。
今回ホームステイを体験したのは13〜17歳の38人(!!)の生徒。
マレーシアにはいろんな人種の方がいますが、国教はイスラム教でもちろんハラール対応も必要です。
女子部では、ホストファミリーの募集に加え、事前にハラール勉強会を開くなど、彼らのために積極的に活動しました。
初日の17日は、日本生活のレクチャー後、生徒とホストファミリーとがご対面。緊張するのかなと思っていましたが、お手製のウチワやウェルカムボードを持参したファミリーもいて、とても和やかなの出会いの瞬間でした。
夜は各家庭で食事と日本の生活を楽しんだ様子。ハラール勉強会のおかげもあってか皆さんとても良い夜を過ごされたようです。
18日は近くの日本庭園「見浜園」を散策した後、みらい保育園の子どもたちとの交流を交え、着物や竹馬、習字に将棋、羽子板とさまざまな日本文化を体験しました。
そして最後は駿河さんの特製天丼弁当に舌鼓。
マレーシアの生徒たちも女子部の皆さんも、終始良い雰囲気でとても素晴らしい経験ができた様子でした。
見ていただけの自分もなぜか幸せを感じてしまいました。
こんなやさしい国際交流が、千葉市内のどこでも自然に見られるような日が来ると良いですね。
幕張ベイタウン女子部 Facebook
このレポートの口コミ
クチコミを募集してます
コメントを投稿するにはユーザ登録が必要です