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ベイ子の「千葉シティ 魅力見つけて感じ隊っ!」
千葉県立中央博物館 生態園で自然のままを楽しむ
千葉県立中央博物館 生態園の中にはいると、右側に「オリエンテーションハウス」があります。
オリエンテーションハウスに入ってみると、すぐに目に入ってくるのが「最近みられる鳥」の掲示版。今の時期、鳥がどの辺でどんなふうに鳴いているかなど週一で更新されています。
生態園の総合窓口となっていて職員が常駐しているので、野鳥観察ガイドなども貸し出してもらえます。
自然学習時の作品なども展示される展示スペース、生態園でみられるタヌキの展示もあります。
チェリー隊長とベイ子が思わず夢中になってしまったのが・・・これ、カエルからのおくりもの「ラナフォン」というそうです。
- 隊長!すごい楽器発見です。鍵盤押すとカエルの鳴き声が!
- ん?何なに、どういうこと・・・。
あ、カエルが鳴いてるね。
コレよく聞くな。シュレーゲルアオガエルなの?
端から試してみようよ。 - はい。あ、これ一番聞くかも。ニホンアマガエル。
そして次の鍵盤を押した瞬間、ちょっとした小競り合いが・・・
- あー。これキレイですね。私はこれが一番好きかな。ヤエヤマアオガエル。
- えー!隊長。私もこれが一番好きですよ。でも、隊長がヤエヤマアオガエルにするなら、わたしはリュウキュウカジカガエルにするからいいですよ。
- これカエルは何種類あるのかな。1、2、・・・29種類ある。すごいな。
- 左側にあるシジュウカラやスズメを入れると全部で36種類ですね。合わせて鍵盤を押すと自然を演奏しているみたい。
この後すぐ年配の御夫婦が興味深々な様子でいらして大人4人でラナフォンを楽しみました。
では、そろそろ植物群落園に向かいます。
植物群落園
植物群落園は房総の代表的な自然(森や草地,湿原,海岸など)が再現され、生態を観察できます。「南総の自然」と「北総の自然」があります。
歩いて見ていくと、気になるパネルがいくつか立っています。
千葉県立中央博物館 生態・環境研究部 生態学・環境研究科 主任上席研究員の林 浩二 先生にお話を聞きました。
- 林先生!すごいですね。入口付近にレキ岩や玄武岩、砂岩があんなにあって!植物もそのままで、そしてあの俳句が書いてあるあのパネルは何ですか?
- ベイ子、ちょっと落ち着きなさい。
- チェリー隊長も「うははは」って笑ってたじゃないですか。では改めて、あのパネルは何ですか?
- 楽しんでいただいたようでよかった。
あれは解説版です。横型の文字数の多い解説板は学芸員が作成した植物の名前や特徴を書いたもの、文字数のずっと少ない、縦型の解説板は来園者の方が写真を撮影して短い説明文を作ったものなのです。 - 短い説明の箇所が気になって、一体どこなのだと探しちゃいますね。
- ごく短い文章の解説板のほうが評判がよかったりするんですよ(笑)
「市民目線」なので親しみやすく観察のきっかけになるのでしょうね。 - その場でわかるっていうのは、いいですね。
- さすがチェリー隊長、そうなんですよ! その場でというのが大切です。
この解説板の特徴は、「現場性」「非専門家性」「交流性」なのです。 - 今まさに、現場で市民目線の解説板見て、おじいちゃんたちと交流しました!
小さい発見や交流が蓄積して、じわじわ楽しくなり最終的にすごく楽しくなりました。
野鳥観察舎
ここで望遠鏡の使い方に慣れ、日曜日には生態園解説員さんに野鳥の見分け方を聞いたり、鳥の鳴き声や行動などの資料も充実しておりいろいろ覚えられるので、林先生曰く「ここは野鳥観察を始めるにはバッチリ」だそうです。
- (望遠鏡を覗きながら)このままずっと見ていられますね。
- ここは動物園とは違いますから、いつ来ても、お目当ての生き物が見られるわけではありませんし、決まった餌やりの時間もありません。でも、時には野鳥が自分の力で餌をつかまえるすごいシーンが見られることもあるんですよ。
林先生からのうれしい提案!!
- 今日はたくさん発見がありました。ありがとうございます。
- そうだ、俳句の解説板を作ってみませんか?
- えー!いいんですか。
でも、皆様のように作れるかどうか・・・(見てきただけにハードル高い) - みなさん、作っていただけてますから大丈夫ですよ。
俳句・川柳などの短い解説文の解説版を作るイベントは2種類あって、解説版の上にその名前が書いてあります。ひとつは「生態園ギャラリー」といって解説板作品のコンテストをするもので、もうひとつは「あなたの発見おしえてください」というイベントで作った作品です。
今回折角なので「あなたの発見おしえてください(2015年早春)」ということで俳句の解説版を作りませんか。 - ありがとうございます。
- (隊長、俳句とか得意そうだなぁ・・・)
- まずは、園内をまわって写真を撮って戻って来て下さい。
ここでパソコンに写真を取り込んでから写真を選んで俳句を作りましょう。 - はいっ!まずは写真ですね。
ということで、チェリー隊長とベイ子は、ふたたび園路へ。
ベイ子は、これいいなというポイントの写真を撮りどんどん進みます。
ふと気がつくと、チェリー隊長が来ない。
チェリー隊長はその場で俳句を考えつつメモと写真を撮りながら進んでいたのです。
これを見てやってみたくなったあなたに、お知らせです。
「あなたの発見おしえてください(初夏)」が、5月17日(日)・5月31日(日)・6月14日(日)に行われます。
くわしくは4月以降に中央博物館の講座・観察会のページをご参照ください。
今回のプランは
チェリー隊長とベイ子が楽しんだ時間:4時間
千葉駅からバス料金:440円(往復)
千葉県立青葉の森公園 データ
名称 | 千葉県立青葉の森公園 |
---|---|
住所 | 千葉市中央区青葉町977-1 |
TEL | 043-208-1500 |
駐車場 | 青葉の森公園北口駐車場、南口駐車場、西口駐車場(有料) |
ホームページ | http://www.cue-net.or.jp/kouen/aoba/ |
千葉県立中央博物館 生態園 データ
名称 | 千葉県立中央博物館 生態園 |
---|---|
住所 | 千葉市中央区青葉町955-2 |
TEL | 043-265-3111 (博物館代表電話) |
駐車場 | 青葉の森公園北口駐車場(有料) |
ホームページ | http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=223 |
街の中にあるのに、すごい。(ベイ子)
青葉の森公園には、お花見したりお散歩したりと何度か訪れているのですが、今回取材していろいろな楽しみ方を知りました。
記事の中にもありますが、今年は桜を見るほかに、ハンカチノキとヒトツバタコを絶対見たいと思っています。
「緑の相談所」にかわいいお雛様があったので、ここで紹介します。
生態園で、チェリー隊長とベイ子が作った俳句の解説板(早春バージョン)は、いつもの私たちとは一味違う雰囲気をお楽しみいただけるかと(笑)
是非探してみてください。
最大の収穫は(チェリー隊長)
最大の収穫は「生態園」でした。学芸員さんの「知的好奇心をあおる」ホスピタリティは、私が国内各地で見てきた中でも最上位のレベルだと思い、少なからず驚嘆しました。
レポートでは紹介されていませんが、例えば枝に巣食ったハチの巣など。
お客が見逃さないように、道沿いにのぞき筒があり、そこを「なんだろうな?」と覗いてみると、ちゃんと遠く離れたハチの巣に照準があっているって感じです。別に望遠じゃないけど、工夫一つで、こんな楽しさを演出してるんですね。「生態園」恐るべしです。
これまで気づかず素通りしていた自分が恥ずかしいです。無料ですし、ぜひ楽しい散策をお楽しみくださいね。一周はゆっくり楽しみながら歩いて30分程度です。
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