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ベイ子の「千葉シティ 魅力見つけて感じ隊っ!」
第7展示室はギリシャ神殿!!
第7展示室の内部はギリシャ神殿のような造りになっています。
センターにある階段を上ると展望台があるそうです。昔は展望台から海が見えたそうです。
今は安全上の問題から開放されていないので残念ながら景色をみることはできません。
第1展示室・第2展示室 「みる」
平成28年1月23日(土)〜3月6日(日)までの展示は―
アートコレクション「房総と近代美術」
千葉県立美術館は開館以来“房総と近代美術”を基本テーマに、千葉ゆかりの美術家や、近代美術史上重要な足跡を残した美術家の作品収集に努めており、収蔵作品にて構成されるアートコレクションです。
第1展示室では、日本画、彫刻、工芸、書の作品が紹介され、第2展示室では近代洋画の先駆者浅井忠に焦点をあてた「浅井忠コーナー」にて浅井忠の京都時代の作品と、教え子たちの作品が紹介されています。
・東山魁夷の「春雪」の隣にある、関主税の「園」色彩豊かな作風の作者が晩年に近づくにつれ色彩がどんどん抜けていくのだそう。この作品もほぼ白いが私たちには見えない色調の変化があるのではないかと思わずにはいられない
・増村益城の「乾漆波文溜塗盛器」水をはっていないのに水をはっているかのような漆塗り
・浅井忠の教え子たちの作品を見ると同じような絵はほとんどない。絵の描き方を教えるのではなく絵の本質を教えた結果が表れている
第8展示室 「みる」
平成28年1月23日(土)〜3月6日(日)までの展示は―
アートコレクション
「バルビゾン派とファンタネージ」
自然とそこに生きる人々を主題にしたミレーなどバルビゾン派と呼ばれる画家たちの作品と、バルビゾン派の画家達と親交のあったイタリア人画家ファンタネージの作品が紹介されています。
・ジャン・フランソワ・ミレー「垣根に沿って草を食む羊」ミレーと聞くと思い浮かべるのは、農民たちなのだが、この作品はタイトルのとおり羊がメインでたくさん描かれている。ミレーの描く羊は?
・同じ時代に近い地域で描かれた羊が画家の捉え方でこんなに変わると見比べてみるのも面白い。羊が描かれた3作は、上記ミレーの「垣根に沿って草を食む羊」と、コンスタン・トロワイヨン「河辺の道」と、シャルル・エミール・ジャック「森の中」
収蔵庫―保存し継承する
最後にバックヤードや収蔵庫を案内していただきました。
千葉県立美術館には約2,400点もの美術作品が所蔵されています。
24時間体制で温度と湿度を年間通じて一定に保つそうです。
展示をしてみんなに親しんでもらうのも美術館ですが、美術作品を保存し状態を保ち、そして次の世代に継承するのも美術館としての大きな役割だと伺うことができました。
今回のプランは
ベイ子とてらっち隊員が楽しんだ時間:3時間
入場料:一般300(240)円、高校・大学生150(120)円、65歳以上・中学生以下無料
※( )内は20人以上の団体料金
千葉県立美術館 データ
名称 | 千葉県立美術館 |
---|---|
住所 | 千葉市中央区中央港1丁目10番1号 |
電話番号 | 043-242-8311 |
開館時間 | 午前9時〜午後4時30分(入館は午後4時まで) |
休館日 | 月曜日(ただし、月曜日が祝日・振り替え休日に当たるときは開館し、翌日休館。) |
駐車場 | 無料、78台(うち2台身体障害者用) |
ホームページ | https://www.chiba-muse.or.jp/ART/ |
知らないことばかりだった(ベイ子)
千葉県立美術館には以前から訪れてはいましたが、展示を見に行って駐車場の周りにある彫刻を少し見て帰るだけでした。
展示室が広いのでゆったり見られるなーなんて思っていましたが、第7展示室がギリシャ神殿のようになっているのも気がついていませんでした。
「みる かたる つくる」のテーマがここまで実現できる環境が整っていることにも驚きました。
いつかはアトリエで実技講座を受けてみたいです。
今回一番驚いたのは、藤野天光の彫刻「銃後工場の護り」です。彫刻に詳しくないので上手い言葉が見当たりませんが、人のパワーを感じます。ぜひ皆様にもみていただきたいと思いました。
美術館巡りの醍醐味に雲泥の差が(チェリー隊長)
レポートにも出ていますが「銃後の護り」は、中庭にひっそり建てられているのですが、
これを観るのと、観ないのとでは、美術館巡りの醍醐味に雲泥の差がつきますね。
ポーズも筋肉など造形ものっぴきならない迫力があって、なにか、いまだかつてない
感情が生じてきました。この作品の前に立つと、その時代背景さえも感じられる
「生々しさ」が匂い立ってくるのです。
今回のレポートであきらかになったエピソードを知って、この
制作過程でのエピソードも一因だったのか、とあらためて感じ入りました。
美術館の建物そのものを楽しむ(てらっち隊員)
千葉県立美術館は美術作品(展覧会)だけではなく、美術館の建物そのものを楽しむことができます。
県立美術館の東さんの話を聞きながら館内を歩いていると、普段は気づかないところの細部にまで、
ル・コルビュジェの教えを受けた前川國男を師とする建築家、大高正人の設計に対する思いが
垣間見ることができました。
今年4月には千葉みなと駅前に新しい旅客船桟橋やターミナル施設がオープンし、“千葉の海の玄関口”として「千葉みなと」エリアはこれから注目されます。
夜景が美しい千葉ポートタワーとともに、ぜひ県立美術館にも足を運んでみてください。
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