千葉のイベント
祈りをつづる染と織―タイの美しい布
2009年6月27日〜2009年8月9日瀧澤久仁子コレクション
祈りをつづる染と織―タイの美しい布
染織家であった故・瀧澤久仁子氏は、ラーンナー朝の古都チェンマイに暮らし、一枚の布−タイ・デーン族のパービエン(肩掛け)−と出会ったことをきっかけに、周辺諸国を巡りながら、タイ族をはじめとするアジア民族の美しい布を丹念に収集、膨大なコレクションとして遺されました。
瀧澤コレクションの概要は、すでに「太陽と精霊の布」展(2004年 千葉市美術館ほか)において公開されましたが、本展覧会は、さらにコレクションの調査を進め、瀧澤氏が最も愛したタイ族の布文化という視点を深めようとするもので、多くの作品が初公開となる選りすぐりの191点により構成されます。
高度な染と織の技術を持ち、美しい布を作る“タイ族”。ここでそう呼ぶのは、タイの国に住む人々のことだけを意味するのではなく、遠い古代に北方から移動して、現在のタイ、ラオス、中国、ベトナム、ミャンマー、インドを含む地域に住む民族のことを意味しています。家族の守護や豊かさといった祈りを込めながら、母から娘へ伝えられてきたタイ族の精神と美意識は、布にどのように表現されているのでしょうか。瀧澤氏自身が旅の中で撮影された写真も合わせてご紹介いたします。
今では機械産業、商業主義に主導された感のある布の世界ですが、手仕事の美の生きるタイ族の布の粋を、この機会に是非ご覧ください。
【開催日】2009年6月27日(土)〜8月9日(日)
【休館日】第1月曜日(7月6日、8月3日)
【開館時間】10:00〜18:00(毎週金・土曜日は20:00まで)
*入場受付は閉館の30分前まで
【観覧料】
一般800(640)円 / 高校・大学生560(450)円 / 小・中学生 無料
※( )内は前売り、団体30名以上、および市内在住60歳以上の料金
※前売券は千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口(8月9日まで)にて販売。
【主催】千葉市美術館
【後援】タイ王国大使館
【助成】財団法人 花王芸術・科学財団
【公式サイト】
http://www.ccma-net.jp/
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