千葉のイベント
千葉市美術館「寄贈・寄託作品展」
2012年2月4日〜2012年2月26日千葉市美術館のコレクションを紹介する展覧会を開催します。近年、展覧会の開催を機に、あるいは収集方針やそれにもとづく当館のこれまでの活動をご覧下さって、個人でご所蔵の作品の寄贈・寄託をいただくことが増えています。
今回は、こうした近年のコレクションのなかから、特にまとまってご紹介したい三つの分野を特集として立て、全館にわたって展観します。
◆特集1 「嬉遊会(きゆうかい)コレクション 〜江戸絵画を中心に〜」
千葉県内にお住まいの美術愛好家たちの集まりである「嬉遊会」。それぞれのご職業で活躍中の方々が絵画鑑賞やコレクションの楽しみを共有されてきたものを、江戸絵画を中心に当館へご寄託いただいています。個別にはこれまでも多くの展覧会に出品され、知る人ぞ知る存在ですが、ひとつのコレクションとして全体をご紹介するのは今回が初めてです。渡辺崋山、立原杏所、田能村竹田など文人画に優品が多く、また狩野派、江戸琳派、円山四条派など江戸時代諸派の絵画をご覧いただくことができます。川端玉章、橋本関雪、鏑木清方ら近代日本画の大家たちによる親しみやすい作例もあわせ、約50件の作品をお楽しみ下さい。
◆特集2 「小泉癸巳男(きしお)《昭和大東京百図絵》 全点揃」
版画家・小泉癸巳男(1893-1945)の代表作といえる《昭和大東京百図絵》の全100図揃を一堂に公開。昭和5年に頒布会を開始し、昭和12年までに100図を完成させたものですが、昭和15年に改めて販売されたこのセットは、数点しか存在しないといわれる貴重なものです。「昭和の広重」を意識したと自ら述べるように、広重の「名所江戸百景」ならぬ「昭和大東京百図絵」で、関東大震災から復興した活気ある東京の姿が清新な感覚で版画に刻まれています。
◆特集3 「田中一村」
田中一村(1908-1977)の作品や関連資料、約40件を紹介します。千葉ゆかりの日本画家で、奄美大島に渡って亜熱帯植物を題材に独特の作品を残した田中一村については、昨年度開催したの企画展「田中一村 新たなる全貌」で大きな反響がありました。展覧会後、ご遺族のほか各方面より寄贈や寄託いただいた作品や資料は、一村の初期から晩年の代表作《アダンの海辺》まで、各期を見渡すことのできる一群となりました。今回はその全体をいち早くお披露目しようという展示です。中には初公開の興味深い資料も含まれています。
【会 期】2012年2月4日(土)〜 2月26日(日)
【会 場】千葉市美術館8・7階展示室
【休館日】第一月曜日(2月6日)
【開館時間】10:00〜18:00[毎週金・土曜日は20:00まで]
*入場受付は閉館の30分前まで
*開館時間は節電等のため変更となる場合がございます
【観覧料】一般 200円(160円) 大学生 150円(120円)
*小・中・高校生、千葉市在住の60歳以上、千葉県在住の65歳以上の方、
障害手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
*( )内は団体30名以上の料金
【主 催】千葉市美術館
【お問い合わせ】
千葉市美術館
〒260-8733 千葉県千葉市中央区中央3-10-8
Tel : 043-221-2311(代)
【公式HP】 http://www.ccma-net.jp/
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