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18th DOMANI・明日展 PLUS

2016年2月18日〜2016年3月6日
18th DOMANI・明日展 PLUS

栗林 隆
《Vortex“アインシュタイン
からの手紙”》
2015年  ※参考図版

-ドローイング・レッスンズ in 3331-

文化庁は、将来の日本の芸術界を支える人材の育成のため、若手芸術家が海外の大学や関係機関等で行う研修を支援する「芸術家在外研修(現・新進芸術家海外研修制度)」を1967年度から実施しており、まもなく半世紀を迎えようとしています。また、そうした研修の成果発表の機会として1998年から「DOMANI・明日展」を開始し、今年度で第18回目を迎えました。会場の国立新美術館の天井高に恵まれた空間での大規模なグループ展に対して、 必ずしもこうした空間向きではない作家やテーマでの展示の機会として、昨年度より「DOMANI・明日展PLUS」を実験的に開始しました。昨年度はアート・フェア東京の場を選びましたが、今年は神田にあるアーツ千代田3331での機会を持つこととしました。

神田・秋葉原地域に密着した活動、そして元中学校を転用した空間、複数のギャラリーが共存するアーツ千代田3331での開催にあたり、わたしたちが選んだテーマは「ドローイング」。2000年前後から若手作家が自覚的に取り組み、積極的に発表するようになったドローイング。「下絵」ではなく、「発想の生まれる場」としてのメディアと位置づけ、幅広い世代の作家の実践例をみていきます。出品作は紙媒体には限りません。いずれもがこれまでに「在外研修」制度で海外長期滞在経験を持った作家たちです。その先駆者としての櫃田伸也(1941年⽣、絵画︓1979年度、パリ)を囲むように、次世代の O JUN(1956年生、絵画:2007年度、 アルゼンチン)、日高理恵子(1958年生、絵画:1995年度、ドイツ)、さらに栗林隆(1968年生、インスタレーション:2014年度、インドネシア)、三宅砂織(1975年生、写真/版画:2015年度、フランス)を迎えた、5作家によるグループ展です。ともに日本画出身の日高と栗林はドイツ滞在で、現代美術領域に足を踏み出すきっかけをつかみました。O JUN と栗林は長いドイツ滞在の後、「在外研修制度」で二カ国目南米や東南アジアの文化体験の機会を得ています。

会期中には、「ドローイング」をテーマに、4名の出品作家による座談会を開催します。
「ドローイング」というテーマを通じて、多彩なキャリア、異文化接触の「かたち」を持ったアーティストたちと出会う機会となることを願っております。


※新進芸術家海外研修制度
文化庁が若手芸術家を海外に派遣し、その専門とする分野の研修を支援する制度。1967 年度以来、約3,200名を派遣してきました(うち美術部門は約1,200名)。美術、音楽、舞踊、演劇、映画、舞台美術等、メディア芸術の各分野を対象に1年、2年、3年、特別(80日間)、短期(20日〜40日)及び高校生(350日)の6種類があり、研修員は海外の大学や芸術団体で実践的な研修を行っています。この制度の詳しい内容は以下をご覧ください。
http://www.bunka.go.jp/seisaku/geijutsubunka/shinshin



会 期: 2016年2月18日(木)−3月6日(日)
休館日: 会期中無休
開館時間: 12:00−20:00
会 場: アーツ千代田3331 1階ギャラリーB
主 催: 文化庁
協 力: アーツ千代田3331 アート・ベンチャー・オフィス ショウ
観覧料: 無料
展覧会ホームページ:http://domani-ten.com/
Twitter:@DOMANI_ten

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座談会 「ドローイング・レッスンズin 3331」
櫃田伸也|O JUN|日高理恵子|栗林 隆
日時:2016年2月20日(土) 16:00−17:30(受付開始 15:30)
場所:アーツ千代田3331 1階コミュニティスペース
参加無料 予約不要(先着100名)


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