千葉のイベント
第68回企画展 アンモナイト・ワールド−恐竜時代の海へいこう−
2017年2月18日〜2017年6月11日「アンモナイト」と聞くと,多くの人がすぐに渦巻き形をした姿を思い浮かべると思います。古生物の中でも恐竜と肩を並べるくらい知られているグループです。図鑑や教科書にも登場し,はるか昔に絶滅してしまったアンモナイトのことをたくさんの人が知っています。しかし,どのような生物だったのかと聞かれると明確な答えを出せる人は少なくなります。カタツムリなどの巻貝のなかまだと考えている人も多いのではないでしょうか。アンモナイトは,名前は広く知られていますが,詳しいことはあまり知られていない古生物の1つです。
アンモナイト化石を縦に切断して内部の構造を調べると,いくつもの部屋に分かれていることが分かります。巻貝のなかまには同じような構造がないため,殻の特徴を見るとまったく違う生物ということが分かります。では,どのような生物のなかまなのでしょうか。
そのヒントは現生のオウムガイの殻にあります。オウムガイの殻の内部もアンモナイトと同じ構造をしています。オウムガイは頭部から足が生えている「頭足類」というグループです。このグループにはイカやタコが含まれます。このことからアンモナイトはイカやタコのなかまであることが分かります。
アンモナイトは,多くの研究者や化石愛好家によって化石が採集され,研究が進められてきました。その研究の歴史は約200年におよびます。現在も毎年のように新しい発見があり,徐々に生物としてのアンモナイトの姿が分かってきました。
本企画展では,日本や世界で産出するさまざまなアンモナイト化石を通して,その多様性を紹介します。
さらにどのような生き方をしていたのか,どのように進化してきたのかなど,最新の学術的知見を取り入れながら紹介します。本企画展を通して,生物としてのアンモナイトを知り,地球上でくり広げられる生物の絶滅と進化の歴史について一緒に考えていけたらと思います。
■会 期 :2017年2月18日(土)〜6月11日(日)
■場 所 :茨城県自然博物館
■開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
■休館日 :毎週月曜日
3月20日(月)6月5日(月)は開館し,翌日が休館となります。
■入館料:
大人740円(600円)<1,540円>、
高・大学生450円(310円)<1,030円>、
小・中学生140円(70円)<310円>
*( )内は20名以上の団体料金です。
*< >内は年間パスポート料金です。
*満70歳以上の方、障害者手帳をお持ちの方、未就学児は入館無料です。
*毎週土曜日は、小・中・高校生は入館無料です。
(ただし、春・夏・冬休みの長期休業期間中を除く。)
■公式ホームページ
https://www.nat.museum.ibk.ed.jp/
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