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古典にみられる「令和」
2019年4月27日〜2019年6月23日成田山書道美術館のコレクションである名筆による資料から、「令」「和」の文字があるものを選び、臨時特集しています。
「令」については、最後の一画を真下に向けて引くのか「マ」の字にするのか、新聞やテレビなどでしばしば話題に取り上げられています。
展示資料によると、紀元前10世紀ころの各種の金文にすでに見ることができ、後漢の「曹全碑」や北魏の「牛橛造像記」、さらに楷書の極則といわれる欧陽詢の「九成宮醴泉銘」も、最後の一画は真下に向けて書かれています。
時代が下ると「マ」のように書くことが多くなるようです。明朝体の一般化とともに真下に引くスタイルが出たという意見もありますが、実際には明朝体よりだいぶ古くから、最後の一画は真下に引く書きぶりが通行していました。
菅官房長官が記者会見で示した「令和」の文字は、古典に立脚した伝統的な様式の楷書ということができそうです。
【会期】平成31年4月27日(土)〜令和元年6月23日(日)(予定)
【休館日】月曜日(休日の場合は翌平日休館)
【開館時間】9時〜16時(入館は15時半まで)
【入館料】
大人 500(350)円 高・大学生 300(200)円 中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
【会場】
成田山書道美術館
〒286−0023 千葉県成田市成田640
TEL.0476−24−0774
【公式サイト】https://www.naritashodo.jp/
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