BayWaveトップ > 人間探訪

ちばの人間探訪

「栄町商店街の活性化とボランティア活動」

(左画像)
 (株)「ギフトショップ・アイドル」社長
 栄町通り商店街振興組合相談役 飯倉 政雄さん

若い頃、日本橋三越本店に勤務していたという飯倉政雄さんは、デパートで景品を探し回る会社の幹事さんの苦労する姿を見て、ギフトショップの経営を思い立った。昭和45年に中央区栄町に「ギフトショップ・アイドル」をオープン。店内には、ぬいぐるみ、貯金箱、時計、写真立て、猫の置き物などのインテリアグッズやファンシーグッズが所狭しと並ぶ。プレゼントやゴルフ用景品、パーティーグッズなどを探したい時に訪ねたい楽しいお店だ。飯倉さんは、プレゼントのアドバイスをするほか、宴会幹事さんには宴会を盛り上げるためのアイデアも教える。
栄町商店街には飲食店や衣料店など65軒のお店があるが、栄町通りを盛り上げるために、商店街の人たちと協力し合って、蚤の市やチャリティ芸能大会やもち付き大会などさまざまなイベントを開催してきた。また、千葉市青少年補導員や千葉中央ロータリークラブ会員として、様々なボランティア活動にも熱心に取り込んでいる。以前、様々な事情で親と離れて暮らす子どもたちの施設を訪ねた時、子どもたちがお互いに助け合って生活している姿や「おじさん」と駆け寄ってぎゅっと手を握ってきた子どもの優しさに感動したという。施設の子どもたちと動物園やマザー牧場にも出かけた。「可愛い子どもたちが喜んでくれる事をやりたいし、子どもたちの心のサポートをしたいと思った」と話す飯倉さんは、近隣の保育園にも出かけてバザーの時に焼きそばを作ったり、クリスマス会でサンタクロースに扮装するなど、子どもたちの人気者だ。千葉市商店街連合会の副会長も務める飯倉さんは、会員と共に新潟市や仙台市などの商店街の視察に出かけ、街の活性化の研究にも励んでいる。

3月末には、栄町通りの入口に新しいシンボルタワーが完成する予定だ。「シンボルタワーが待ち合わせの場所になってくれたら嬉しい」という飯倉さんは、栄町商店街の活性化のためには「1店1店がその店でしか買えないオリジナル商品やその店でしか味わえないオリジナルメニューを考えることと、栄町に来てくれたお客さんはすべて自分の店のお客さんだと思う気持ちが大事。それから、昨年は千葉ロッテマリーンズが大活躍したが、マリンスタジアムでの試合でマリーンズが勝った日は、銀座通りや栄町までバスを走らせて居酒屋などがサービスをすれば一石二鳥だ」と語った。空き店舗対策では、「学生や女性にお店として営業してもらうとか、新聞や情報紙を置いて市民の交流・情報交換の場や高齢者のための休憩所を設けて多くの人が集まる地域にしたい」とグッドアイデアを提案。さらに昨年6月に仲間と共に冠婚葬祭の会社「セクト株式会社」を設立、広報を担当。低価格予算で、心のこもった葬儀を行うシステムが特徴だ。毎朝、道路の掃除をしながら、通学する子どもたちに声をかけるという飯倉さんのボランティア活動はこれからも続く。




(2006年3月)


前のページ
ジプシーが生んだ情熱と官能のフラメンコ
コンテンツのトップ 次のページ
患者さんが納得できる治療を

このレポートの口コミ

口コミを募集してます

コメントを投稿するにはユーザ登録が必要です