BayWaveトップ > レポート > 水族館 > 長期の飼育が難しい深海魚、ギンザメの展示を開始(水族館:鴨川市)
千葉のレポート
鴨川シーワールドでは、2019年3月からエコアクアローム「鴨川海底谷」で飼育が大変難しいギンザメの展示を行っています。
ギンザメは、日本周辺のやや深い海に広く分布する軟骨魚類の一種です。銀色の体と大きな眼、大きな胸ビレと背ビレの毒針(棘)が特ちょうで、全長は最大で1mを越えます。日本では、ギンザメ科で8種、テングギンザメ科で3種の計2科11種が知られており、定置網や刺し網でも捕獲されることから、水族館でも時おり展示されています。
しかし、長期の飼育は難しく、鴨川シーワールドでは2006年に鴨川沖の定置網にて採集したギンザメを飼育した315日間が最長記録です。
今回展示しているギンザメは、2019年2月8日(金)に鴨川沖の定置網で乗組員によって捕獲されたメスの個体で、搬入時から安定して泳ぎ、翌日には魚の切り身を食べ始めました。現在では、過去の飼育実績にならって2日に1回魚の切り身や、エビのむき身などをあたえています。
水族館で目にすることは珍しい貴重なギンザメが、大きな胸ビレではばたく様に泳ぐ姿を鴨川シーワールドでご覧ください。
http://www.kamogawa-seaworld.jp/aquarium/aquarium_info/silver.html
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