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千葉のレポート

鴨川シーワールド ベルーガの赤ちゃん誕生

2021-09-05
「ニーナ」と赤ちゃん

「ニーナ」と赤ちゃん

鴨川シーワールドでは、2021年7月22日と7月28日に2頭のベルーガの赤ちゃんが誕生しました。

日本国内でのベルーガの繁殖例は少なく、今回の出産は11例目と12例目にあたり、鴨川シーワールドでは初めての事例です。7月22日20時57分に「ニーナ」の仔が、7月28日3時45分に「ビーツ」の仔が生まれました。

ベルーガを含む鯨類の出産では、通常赤ちゃんの尾ビレが出現し、数時間かけて誕生の時を迎えるため、一般的に尾ビレからの出産が正常で、頭からの出産は逆子と言われます。これは、呼吸孔のある頭が最後に水中に出ることで、赤ちゃんにとって非常に重要な、誕生後初めての呼吸を確実にするためであると考えられています。今回1頭目の「ニーナ」の仔は尾ビレから生まれましたが、2頭目の「ビーツ」の仔は逆子で、頭部からの出産となりました。どちらも飼育員に見守られる中、生まれて初めての呼吸をし、母仔共に元気に泳ぐ姿が確認されました。

鴨川シーワールドで誕生した2頭のベルーガの赤ちゃんのうち、先に生まれた「ニーナ」の赤ちゃんを9月3日(金)よりロッキーワールド内「イルカの海」で公開します。動物の体調を最優先とするため、状況により観覧規制を行う場合がありますのでご了承ください。なお、「ビーツ」の赤ちゃんは現在人工哺乳を実施しているため、公開の予定は立っていません。

また、ベルーガの赤ちゃん公開を記念して、9月3日(金)より、2頭の赤ちゃんの誕生日7/22・7/28にちなみ、(722+728=1,450)から、先着1,450名の3歳以下のお子様を対象にベルーガピンバッチのプレゼントを行います。ぜひ親子でベルーガの赤ちゃんをご覧ください。

誕生した2頭の赤ちゃんの詳細は下記の通りです。

【1頭目】 2021年7月22日誕生
 出生個体:性別 メス 体長127cm、体重 41.5kg(7月24日計測)
 母獣:「ニーナ」 推定年齢15歳 体長350cm 体重582kg
 父獣:今後遺伝子検査にて調査予定
 出産経過:
  破水    7月22日16時38分
  尾ビレ出現     19時00分
  誕生        20時57分
  初授乳   7月23日 5時46分

【2頭目】 2021年7月28日誕生
 出生個体:性別 メス 体長134cm、体重 49kg(7月30日計測)
 母獣:「ビーツ」 推定年齢13歳 体長388cm 体重889kg
 父獣:今後遺伝子検査にて調査予定
 出産経過:
  破水   7月27日18時25分
  頭部出現 7月28日 2時40分
  誕生       3時45分
  初授乳      10時08分

【出産の様子】※9月3日(金)9時に公開します
 https://youtu.be/hqtSL8zYvQg

【ベルーガについて】
英名:Beluga  学名:Delphinapterus leucas
イッカク科シロイルカ属に分類されるクジラの仲間で、冬の間は主に北極海やベーリング海等の流氷が浮かぶ冷たい海に分布し、夏場は出産や子育てのために大きな群れが河口に集まることが知られている。エサとして、魚のほか、軟体動物(イカ、タコの仲間)や、甲殻類(エビ、カニの仲間)を捕食する。妊娠期間は15.5ヶ月である。


http://www.kamogawa-seaworld.jp/aquarium/aquarium_info/beluga_baby.html



「ビーツ」と赤ちゃん

「ビーツ」と赤ちゃん


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