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ベイ子の「千葉シティ 魅力見つけて感じ隊っ!」
イボキサゴ試食会
翌日、加曽利貝塚で試食会が行われました。
採ってきたイボキサゴを試食するメニューは、縄文式土器で焼いたり、串に刺したりするらしいです。縄文人になった気分で試食したいのですが、ベイ子は行けず・・・残念。
ここからはケン隊員に伝えていただきます。
一晩、塩水で砂抜きをして準備です。
【試食1】 焼いて(乾煎り)
復元した縄文式土器を熱し、直接貝をそのまま入れ、焼く。(乾煎り)
【試食2】 スープ作り
先に乾煎りしておいたイボキサゴを、土器で沸かした湯に入れてスープを作成。
【試食3】 串に刺す(上級者メニュー)
殻から身を取り出して、串に刺す。
今回は
イボキサゴ採取会・イボキサゴ試食会は常時開催ではございません。
このような会に参加してみたい方は、加曽利貝塚博物館へ訪れて、イベント情報などこまめにチェックしてみてください。
「イボキサゴ採取会」
歩いて採取して戻る時間:3時間30分
採取場所:木更津 盤洲干潟
時間 | 行動 | かかった時間 | ||
---|---|---|---|---|
(1) | 10:00〜11:30 | 干潟を歩いてつき進む | 90分 | |
(2) | 11:30〜12:00 | 休憩しながらイボキサゴを楽しく採取 | 30分 | |
(3) | 12:00〜13:30 | 来た道をたくさんの貝を持って戻る | 90分 |
※今回のイボキサゴ採取は、現地の木更津市金田漁協から特別な許可を頂いて行われました。
「イボキサゴ試食会」
試食会時間:3時間
場所:加曽利貝塚博物館
加曽利貝塚博物館データ
名称 | 千葉市立加曽利貝塚博物館 |
---|---|
住所 | 千葉市若葉区桜木8丁目33番1号 |
TEL | 043−231−0129 |
開館時間 | 9時から17時(入館は16時30分まで) |
休館日 | 月曜・祝日(月曜が祝日にあたる時は翌日も休館です) 年末・年始(12月29日から1月3日) |
観覧料 | 大人(15歳以上)60円 小人(6歳以上15歳未満)30円 |
アクセス | 【バス】 JR千葉駅前 9番乗り場より、京成バス「御成台車庫(市営霊園経由)」行き「桜木町」バス停下車、徒歩約15分 【モノレール】 JR千葉駅または都賀駅より、千葉都市モノレール(千城台方面行き)に乗車、「桜木」駅下車(改札口正面に案内地図があります)、徒歩約15分 |
駐車場 | バス2台・乗用車10台(無料) バスご利用の際は、あらかじめご連絡ください。 |
ホームページ | http://www.city.chiba.jp/kyoiku/shogaigakushu/shogaigakushu/kasorikaizuka/top.html |
ベイ子イボキサゴ採取会感想!
とても天気のよいイボキサゴ日和で、盤洲干潟の自然を満喫しながら楽しく過ごしました。ざるですくって砂を落とすだけで、あんなにたくさん採れることにびっくりしました。
試食会に行けなかったのですが、採ってきた貝で「ひとり試食会」をしました。
イボキサゴを茹でてみると潮の香りがしました。
(1)そのまま食べる。
茹で汁を飲んでみるとアサリなどよりも味がすこし薄い感じがしました。縄文時代の方々はこれを飲んでいたのだろうか。土器で煮たらもっと土の香りがするのだろうか?
身を竹串で取り出し、そのまま食べました。小さいのですが、ちゃんと貝の味はします。
口に運びつつ、むき身を作り、これをどうするか考えました。
(2)お味噌汁を作る。
好き嫌いが分かれると聞いたお味噌汁を作ってみなくては!茹で汁でお味噌汁を作り、むき身を投入。海の物を入れたお味噌汁の味でおいしいです。
(3)カレーを作る。
貝の身と茹で汁で美味しいものは?と考えつつ、イボキサゴを取り出しながら食べていると「サザエカレー」が食べたくなりました。
貝がたくさんある→茹で汁がある→貝の身と茹で汁を贅沢に使えるのでチャレンジ。
食べてみると、カレーとしては美味しいのですが、シーフードの入ったカレーと考えるとシーフード感が少なく感じました。
結果
イボキサゴは、身は小さいですがまとめて口にいれるとかなり貝の味がしました。薄味のお吸い物などに合う感じです。
となると、縄文時代の方々が食べてたであろうお芋などといっしょに煮て、そのまま自然のうま味で食べるのが一番美味しいのでは?ないでしょうか。
縄文時代の方々は、このうま味を知っていて食していたのだろうなと思わずにはいられませんでした。
ケン隊員イボキサゴ調理実験感想!
縄文時代も食べていた(と考えられている)イボキサゴ、興味津々で試食会に参加しました。
初めて食べたイボキサゴは小粒ながらもしっかり味があり、
かつあれだけの量が収穫できたのであれば、縄文人も食用にしていたという説にも納得です。
千葉市が誇る日本最大級の貝塚、加曽利貝塚から目を離せません!
加曽利貝塚博物館からのお知らせ
1.企画展「半世紀のあゆみ」開催中
- 休館に先立ち、今までの博物館のあゆみをテーマにした企画展を7月末まで開催しています。
- 現在の常設展示室を見ることができるのもこれが最後です。
2.オリジナルキャラクター「かそりーぬ」誕生
- 加曽利貝塚の価値や魅力をより多くの人々に知ってもらうため、平成24年度に公募しました。
- 全国から661件の応募があり、広島県在住の中川絵美さんの作品が選ばれました。
- 加曽利貝塚から見つかった埋葬犬にちなんだキャラクターで、一番数の多い貝「イボキサゴ」の首飾りを身につけ、縄文時代中期の「加曽利 E式土器」を頭にかぶっています。
- 7月3日(木)に市長から加曽利貝塚のPR大使(任期2年)に任命されました。
- 市の内外で加曽利貝塚のPR活動を積極的に行っていきます。
3.夏休みに「加曽利貝塚縄文ひろば」を開催
- 火おこし体験や縄文時代の編み物「アンギン編み」などが体験できるイベントを開催します。
- 7月20日(日)から8月31日(日)の間の金・土・日(お盆の期間:8月15日・16日・17日を除く)開催します。
- 開催時間は10時から15時まで。屋外開催のため、雨天中止です。
4.8月から博物館が休館
- 博物館は昭和41(1966)年11月の開館からまもなく半世紀を迎えます。 施設の老朽化のため、8月から休館して改修工事をおこないます。
- 休館後も野外施設や復原集落は公開し、園内でのイベントやボランティアガイドもおこないます。
5.特別史跡指定に向けた取組み
- 千葉市では平成24年度から加曽利貝塚の特別史跡指定に向けた取組みを進めています。
- 特別史跡に指定されますと、貝塚として初、関東地方の縄文時代の遺跡としても初めてとなります。(特別史跡の総数61件、うち縄文時代の遺跡3件)
- まず、加曽利貝塚の重要性を示すことが必要であり、過去の出土資料の再整理に取組んでいます。
- 7月1日から加曽利貝塚公園の隣接地で発掘調査を行っています。加曽利貝塚を残した人々のムラがどこまで広がっていたか調べるための確認調査。7月19日(土)に見学会を開催します。
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